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働かないニートは罪なのか?日本国憲法と軽犯罪法違反、ニート罪の事例から

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ゴールデンウィーク中に憲法記念日(5月3日)があったためか、「ニートは憲法違反ではないのか?」「ニートでいることは犯罪ではないのか?」という議論をTwitterでみかけました。

この「ニート犯罪論」について考え、法的根拠を元に明確な答えを出しましたのでご覧ください。

 

ニートでいることに罪悪感や劣等感を持っている方、家族にニートがいる方に読んでもらいたいです。 

ニートは日本国憲法の「勤労の義務」に違反しているのでは?

日本の憲法には、以下のような条文があります。

第27条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。 

日本国憲法

これだけを見ると、「労働していないニートは憲法違反」という見方もできます。

 

ですが、こちらのブログにもあるように↓

dennou-kurage.hatenablog.com

 

憲法とはそもそも「国家に対する義務を課したもの」であり、国民は憲法に記載された内容を守る義務はないです。

一種のスローガンのようなもので、「自分ルール」「家訓」などのローカルルールをイメージしてもらえればいいんじゃないかと。

 

自分で自分に課したルールを守らなかったとしてもルール違反で取り締まられることはないし、他人の家の家訓を根拠に何かを強制されたとしても「は?」って感じですよね。これと同じ。

第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

日本国憲法

憲法99条によれば、天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負っていますが、この中に国民は含まれていません

だから国民は憲法を守る義務はないです。

 

ということで、ニートだからといって憲法を根拠に他人からとやかく言われる筋合いはないし、「働かなければならない」ということもありません。

よかった、日本人で。

 

ニートは軽犯罪法違反ではないのか?

憲法はニートを働かせる根拠にならないことはわかりましたが、個別の法律では微妙なものがあります。

軽犯罪法です。

第1条第4項

生計の途がないのに、働く能力がありながら職業に就く意思を有せず、且つ、一定の住居を持たない者で諸方をうろついたもの

 

第2条 前条の罪を犯した者に対しては、情状に因り、その刑を免除し、又は拘留及び科料を併科することができる。

軽犯罪法

これはニートのような「働くの能力はあるくせに働こうとせず、なおかつ一定の住居を持たない人」を取り締まる際の根拠になる条文になります。

 

ニートは一定の住居があるので該当しないし、そもそも個別の法律よりも憲法の方が優先されるので心配する必要はないのですが、過去にはこの軽犯罪法を根拠に逮捕された人がいるとニュースで話題になったことがありました。

 

奈良県警のサイトに掲載されたことで一躍話題になりましたが、現在はリンク切れになっており元ネタは見れません。

「奈良県警 ニート」「ニート罪」などで検索すればまとめサイトが大量に見つかるので参考にしてください。

 

一応このブログでも概要を説明しておくと、こういう内容になります。

 

奈良県警察の公式サイトに、

 

(2012年)6月下旬ころから9月16日深夜までの間、田原本町内において、働く能力がありながら収入もないのに仕事もせず一定の住居を持たないでうろついていた男(54歳)を、軽犯罪法違反で現行犯逮捕しました。

 

が載り、ネット上で騒ぎになったこと。

ニート罪

これを見て、「ニートは犯罪!」という間違った認識が世間に広まったことがありました。

 

ただですね…

 

先ほど軽犯罪法の条文のところでも触れましたが、軽犯罪法では「働くの能力はあるくせに働こうとせず、なおかつ一定の住居を持たない人」しか取り締まれません。

 

奈良県警の例では「働く能力がありながら収入もないのに仕事もせず」という部分だけが独り歩きしてしまったようですが、実際にはニートであることに加えて「6月下旬ころから9月16日深夜までの間」という長期間にわたって町内をうろついていたことが逮捕の要因だったと思われます。

近所の住民から何度も何度も通報があったんだろうね…。

 

いずれにせよ

「ごく普通のニート」

「家があるニート」

検挙されることはありませんので、全国のニートの方々は安心してください。

 

結論:ニートは働かなくても良い

ということで、日本人である限り、憲法的にも個別の法律的にもニートは働かなくて大丈夫です。

大手を振るってニートを満喫しましょう!

 

ただ、僕個人の意見としては、せっかく日本のような非常に恵まれた国に生まれたのだから、もう少し富や豊かさを追い求めてもいいのかな?という気はしています。

わざわざ好きでもない仕事をしてまでお金を稼ぐ必要はないし、衣食住が足りているのであればそれ以上の富を求める必要はないけど、なんらかのかたちでお金やお金に代わるものを手に入れる努力をしてみてもいいんじゃないかと…。

 

最近はe-スポーツみたいな手段でお金を稼ぐこともできるし、家の外に出なくても、誰にも会わなくても、収入を得る手段はいろいろあります。

余裕があればそういう方法で社会に何らかの価値を提供し、お金を得て、人生をもっと楽しんだらいいんじゃないでしょうか。

 

お金はたくさん持ってても困るものじゃないし、要らないなら僕がもらってあげます

僕にあげるのが嫌だったら可燃ゴミとして捨てちゃえばいいし、捨てるのがもったいないなら困ってる人に寄付すればいいです。

それになにより、お金は誰かからもらうよりも自分で稼いだ方が楽しく使えますし、自由に、気分よく使えたりします。

親や家族に養ってもらうのもいいですが、自分で稼いだお金だと、使う時にまた違った感動があるので面白いですよ。

 

なかには「インターネットに接続してネットサーフィンするので精一杯!ゲーム(e-スポーツ)をやったり新しく価値を作ったりする軍資金すらもってない。」という方がいるかもしれません。

そういう経済的に厳しい状況に置かれているニートの方は、ポイントサイトで証券会社の口座を開設したりブログを書いたりすることで軍資金が手に入ります。

どーしても外に出たくない!働きたくもない!でもお金欲しい!という場合は、やってみたらいいんじゃないでしょうか。

 

まあ、そうはいっても今ニートとして生活できているのであれば無理して働く必要はないし、無理してお金を稼ぐ必要もないです。

むしろ、働かなくても生活できているニートが社会で働こうとし始めたら、働かなければ生活できないような人たちの仕事を奪うことになり、彼らを路頭に迷わせることになります。

働かなくても生きていけるのであれば、働かない方が社会にとっては得です。

 

日本は法的にも環境的にも、その気になれば働かなくても生きていける最高の国です。

「働く」「働かない」も自由に選択できるので、ニートを満喫するのもよし、ニートに飽きたら仕事をしてみるのもよし、人生を好きなように満喫してください。

 

 

 

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