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大手銀行がATMを共通化するメリットと、銀行経営陣の真意とは?

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  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行

の大手3大銀行がATMを共通化すると発表しました。

三菱UFJ・三井住友銀、ATM共通化へ実験

日本経済新聞

 

ATMが共通化されるメリット

銀行のATMが共通化されるメリットとしては、ニュースにもあるように

  • ATMの台数を減らせる(点検や保守管理に必要な費用を削減できる)
  • 現金の輸送に関する費用(保安コスト)を抑えられる

といったもので、銀行にとってはとにかくコストが削減できます

 

利用者のメリットとしては、

  • ATMがある場所に行けば、どこの銀行からでもお金を入出金できたり振り込みができたりする

というメリットがあります。

 

僕の住んでいる場所の一番近くにある銀行は「みずほ銀行」なんですが、みずほ銀行に行けば「みずほだけでなく三井住友や三菱UFJ銀行の口座からも入出金できたり振り込みができたりする」ということです。

 

とはいえ、キャッシュカードを持っている人ならすでに入出金だけならコンビニに行けば3大銀行どころかネット証券や地方銀行も使えます。

「3大銀行だけがATMを共通化するメリットって、実はそんなに無いよな~。」なんてことを個人的には感じるのですが、いちおうATMを共通化することで紙の通帳が使えたりするそうなので、通帳しか持っていない方にとってはメリットがあるかもしれません。

 

なぜ銀行はコスト削減を焦るのか?

銀行の主な収入源は、お金を貸し出す際に付く貸出金利です。

銀行の主な金利収入は個人や企業に貸し出す際の金利ではなく、中央銀行(日本銀行)に預けている準備預金のうち、法定額を超過した部分(超過準備)に対して付く利子の分が大きいです。

 

しかし現在日本ではマイナス金利政策があるので数年前とは違って銀行の収入源が激減しており、各社とも生き残りをかけてリストラやコストカットにしのぎを削っているのが実情です。

ATMの共通化もその一環ということですね。

 

そもそもATMは必要無い

リストラやATMの共通化でコスト削減に一生懸命になっている大手銀行ですが、どれだけ努力したところで廃業や統廃合は避けられないでしょう。

 

今回ニュースになったATMの共通化だって、高齢者や現金主義の方など、ATMを利用するごく一部の人のために対応しているに過ぎません。

 

でも、これからは高齢者だってATMから現金を出金しなくてもインターネットで振込や買い物をするようになるし、現金を使う人はどんどん少なくなっていきます

僕はまだ30歳代ですが、今年に入ってからほとんど現金を使っていませんし、銀行にも行っていません。

すでに20歳代、30歳代の人の間では「現金を使わないのが当たり前」になりつつあります。

 

買い物や振り込みは

  • ネットショッピング
  • クレジットカード決済
  • スマホ決済
  • ネットバンキング

で全て完結させることができるので、現金の必要性をほとんど感じないんですよね。

これってつまりATMの必要性を感じないということです。

 

そして

  • ネットショッピング
  • クレジットカード決済
  • スマホ決済
  • ネットバンキング

は、これから先、爆発的に広まっていきます。

 

日本は高齢者が増えていきますが、高齢者にとって注文したものを自宅まで届けてくれるネットショッピングは体力的なことを考えると貴重な存在ですし、スマホを持っている若い人たちにとっては既にスマホ決済が当たり前になっています。

現金を使う場面は少なくなるわけです。

 

そんな時代にATMを共通化したところで利用者が爆発的に増えるはずもなく、また、口座開設者にとって利便性がものすごく向上するわけでもありません。

 

なんでATMを共通化するのか?

現時点でもすでにATMの必要性はほとんどないわけですが、じゃあなんで大手3大銀行はATMを共通化するのでしょうか?

 

冒頭に書いたように、銀行にとってはATMを共通化することでコストを削減することができます。

しかしこれは短期的なメリットに過ぎず、長期的にはATM自体が不要になるのでデメリットとも言えます。

 

また、利用者目線で考えても、一部の利用者にとってはメリットになりますが、大部分の利用者にとってはたいしたメリットにはなりません。

 

・・・というのは誰でも思いつく話なのに天下の上場企業が揃いも揃ってATMを共通化するということは、そこには何かウラがあるはずです。

 

たとえば、いま50歳代の銀行の経営陣が「自分が退職するまで会社が生き残ってくれればそれでいい」という理由で、”10年間だけ有効なコスト削減策”としてATMの共通化を提言しているとか…。

あるいは、ATMがあるおかげで儲かっている業種(警備・保安関係、システム開発関連)から、ATMを維持するようにお願いされているとか…。

 

銀行の真意はわかりませんし関係者たちの間でどのような取引がされているのかはわかりませんが、共通化してまでATMを維持するメリットってあるのかな?と疑問に感じました。

 

まとめ

長くなったのでまとめです。

  • 大手銀行がATMを共通化することになった
  • ATMを共通化することで、銀行側はコストを削減できる
  • ATMを共通化しても、利用者にとってのメリットは少ない
  • 長期的には、ATMは不要な存在となる
  • それでもATMを存続させるのは、コスト削減以外に何か別の事情がある

ということになります。

 

ATMの共通化を発表した3大銀行では、すでに各社ともネットバンキングの仕組みが整っています。

この状況でもATMを維持する理由って何なのかな?と疑問に感じました。

事情に詳しい方や関係者の方がいましたら、こっそり教えてくださいm(__)m

 

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