アニメ「名探偵コナン」が人気な理由。なぜ国民的なアニメになれたのか?一人のファンとして考察

僕が子どもの頃から続いている人気アニメに「名探偵コナン」があります。

原作は青山剛昌さんが原作をやっている週刊少年サンデーに連載中の同名漫画です。

僕も大好きで劇場版は全作見ているしテレビシリーズも9割くらいは見ています。

 

今回はこの名探偵コナンが

  • なぜ人気なのか?
  • なぜ国民的なアニメにまでなることができたのか?

について僕なりに考えてみました。

コナンが好きな方はご一読のうえ、ご意見や感想を頂けると幸いです。

時代に合わせたテーマやニュースを物語に取り入れている

名探偵コナンを単なるお茶の間の推理アニメではなく国民的なアニメにしている理由の1つが、実在の事件や事故、流行など、時代に合わせた内容を物語に取り込んでいることです。

 

  • 厚底ブーツを履いている人による運転事故
  • フーリガン(暴徒化したサッカーのファン)
  • 不審船
  • 煽り運転
  • オレオレ詐欺

などなど、その時話題になっているテーマを上手く物語に取り入れています。

最近だとシェアハウスが事件現場になっている回もありました。

 

トレンドや社会の変化に合わせて物語を作っており、「こんな事件があるかもしれないから注意してくださいね。」という社会への警鐘を鳴らす役割も担っています。こんなアニメ、他にはないです。

これがコナンが”特別”な最大の理由だと僕は思っています。

 

自ら事件を探しに行っている

何十話もコナンを見ていると気付くのですが、コナンはよく外へ外へと出掛けていきます。

  • おっちゃん(毛利小五郎)が地方のテレビ番組の企画で呼ばれて一緒についていく
  • 蘭ねーちゃんが商店街のくじ引きで1等の旅行を当てる
  • 少年探偵団と一緒にキャンプに行く

などなど、とにかく多忙です。

 

ただ探偵事務所で事件を待つだけでなく、自ら事件を引き起こしに探しに行くからこそ、視聴者も観ていて飽きず、熱狂的なファンを生み出す秘訣なのでしょう。

たぶんコナンの頭の中では某刑事ドラマの名言がリピートされているはずです。

 

事件は会議室で起こすんじゃない。現場で起こすんだ!

 

少年探偵団の存在

コナンはよく事件を引き起こしに巻き込まれますが、コナンを事件現場へ誘導するのに一役買っているのが少年探偵団の存在です。

 

少年探偵団のメンバーはコナンと同じ小学校に通っている

  • 小嶋元太(「うな重!」が口ぐせの太っちょ)
  • 円谷光彦(顔にそばかすがある敬語を使う男子)
  • 吉田歩美(甲高い声の女の子)
  • 灰原哀(見た目は子ども、中身は大人。コナンと同じで体が縮んでしまっている。)

です。

少年探偵団の子どもたち(主に元太、光彦、歩美)が騒動を引き起こすことにより、物語が動き出します。

 

廃ビルに潜入して殺人事件の現場を目撃してしまったり、キャンプに出掛けて死体を埋めている不審人物を目撃してしまったり・・・ 

コナン一人では到底遭遇できなかったであろう事件にも、少年探偵団がいたことで”ごく自然なかたちで”巻き込まれることができます。

しかも、「いや、そんな事件の巻き込まれ方はさすがに無理があるだろ!」とツッコミを入れたくなるときがあるのですが、「でも小学生だからしょうがないか」と、なぜか納得できてしまう空気感があります。

 

少年探偵団が存在することで、コナンの面白さを何倍にも引き出しているんですね。 

魅力的な登場人物

主人公・江戸川コナン(工藤新一)が実は高校生探偵で体が縮んでいるという設定も面白いのですが、他の登場人物たちも魅力的で、しかもキャラクターが立っています。

 

毎回麻酔針を打ち込まれ、いつのまにか事件を解決する(ことにされている)「毛利小五郎」。

 

小五郎の娘でコナンの幼馴染、圧倒的な身体能力を誇る「毛利蘭」。

 

「わしじゃよ。」でお馴染み、自称天才発明家の「阿笠(アガサ)博士」や、アニメ版の収録でガヤ(間を埋めるための話し声や声援など、物語とは関係ない雑音)を演じたことで爆誕、原作にも逆輸入された「高木刑事」。

 

”西の高校生探偵”として活躍しておりコナンの正体も知っている「服部平次」。

・・・などなど、たくさんの魅力的なキャラクターが出てきます。

 

最近ではコナンが居候中の毛利探偵事務所の下の階にある”喫茶店・ポワロ”で働いている「安室透(あむろ とおる)」が話題になったりもしました。

どう考えても目立つはずがない登場人物なのに話題になってしまうのも、名探偵コナンならではです。 

 

ツッコミどころ満載!有能そうに見えて実は無能な「黒の組織」

毒薬を飲ませ、工藤新一(コナンの正体)の体を縮めてしまった「黒の組織」も物語に深みを出しています。

 

体を若返らせる薬を開発したり敵を暗殺したりできる有能そうな組織なのに、なぜか大事な時に限って詰めが甘かったりミッションを失敗したりするなど、ツッコミを入れられる場面が多い!

しかも黒の組織内にはCIAやFBI、公安警察など敵対する組織のメンバーがたくさん潜入しており、「実は本当の仲間は一人もいないのでは?」と疑いたくなるほどです。

 

一見有能そうに見えて実はおっちょこちょいな敵の存在が、コナンの魅力を引き立たせています。 

有名人の本人出演

コナンの人気に火をつけているのが、アニメ版での”本人出演”です。

市川海老蔵、上戸彩など有名人が本人役として声優を演じており、こういう遊び心が名探偵コナンの人気の秘訣だと感じます。

名探偵コナン 上戸彩

【第11シーズン】437話 上戸彩と新一 4年前の約束から

市川海老蔵 コナン

【第21シーズン】804話 コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー から

毎年発表される劇場版

名探偵コナンは第1作目『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年)』を発表して以来、毎年劇場版の新作を作り続けています。

劇場版では

  • 阿笠博士のクイズ
  • 一般募集の子役声優

などのお約束があるほか、”毎年”という安心感もあって人気が継続しているのでしょう。

さすがに20年以上も新作映画を作り続けていれば、国民的なアニメにもなります。

 

子どもの頃にコナンを見ていた人たちは大人になり、その子供世代もコナンを見るようになる期間です。

子どもも大人も楽しめる作品としてコナンは君臨しています。

 

最新作は第22作目の『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』。

本作は劇場版興行収入が過去最高(86億円を突破)になり、コナン人気に拍車をかけています。


劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』福山雅治主題歌 予告映像【2018年4月13日公開】

これからもコナンの伝説は続く

名探偵コナンが人気な理由や国民的なアニメになっている理由について書いてきました。

テレビシリーズを毎週放映し、さらに劇場版まで作るのはスタッフさん達や原作者にとっても大変だとは思いますが、これからもみんなに愛されるアニメとして名探偵コナンを続けていって欲しいです。

 

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