防犯対策の話なんですが、多額の仮想通貨を持っている方は外出時にパソコンやスマホなどの「仮想通貨が取引できるセット」を持ち歩かないのが鉄則です。
スマホは持ち歩かないのが鉄則
去年の話になりますが、海外では仮想通貨の入手を目的とした誘拐事件が発生しています。
現金に比べると仮想通貨は流通後に元の持ち主を特定し辛いため、身代金として支払わせるにはもってこいです。
また、誘拐のターゲットが多額の仮想通貨を保有しているのであれば、その場で即座に身代金として仮想通貨を犯人の口座に送金させることも可能です。
多くの人は、自分の口座やウォレットから仮想通貨を不正送金されないようにスマホが必要な2段階認証を設定しています。
しかし、2段階認証に使うスマートフォンを普段から持ち歩いているのでは、もしも誘拐されたとき、目の前で自分の口座から犯人の口座へと仮想通貨を送金させられてしまう可能性があります。
仮想通貨が奪われるだけならよいのですが、最悪の場合、命まで奪われてしまう可能性もあります。そのため、たとえ誘拐されたとしても、その場ですぐに送金ができないようにするために、2段階認証に使っているスマホは持ち歩かないようにするのが鉄則です。
多額の仮想通貨を保有しているのであれば、必ず
- 普段使うためのスマホ
- 2段階認証用のスマホ(家に保管)
の2台持つようにして、普段外で持ち歩く方のスマホには2段階認証用のアプリもインストールしないようにしたいですね。
アプリが入ってなければ誘拐してもその場で仮想通貨が手に入らないので、もしかしたら犯人が諦めて解放してくれるかもしれませんから。
SNSの投稿に注意
防犯対策としてはTwitterやFacebookなどのSNSへの投稿にも注意が必要です。
「○○なう。」「いま○○でラーメンを食べてます」みたいに、場所が特定できる情報を投稿していると誘拐されるリスクが高まります。
不特定多数の人が見ているSNSやブログに情報発信する際は「○○に行ってきました」「○○をしてきました」のように過去の情報だけを公開するようにするか、リアルタイムの行動がバレないような工夫が必要です。
悪い人たちはSNSやブログの情報で、対象者の居場所を特定していますから…。
日本は治安が良いのであまり心配がありませんが、海外では治安の悪いところもたくさんありますし、日本に住んでいる人でも海外旅行しているタイミングで仮想通貨目的の犯罪に巻き込まれるかもしれません。
誘拐対策は予防が大事
ということで、多額の仮想通貨を保有している方は
- 不必要に行動予定を漏らさない
- 外出時は2段階認証用のスマホを持ち歩かない
を徹底し、犯罪に巻き込まれないように予防したいものです。
一番の予防は「自分が仮想通貨を持っていることを他人に話さない」ですが、もしも話してしまった場合は先ほどの2つの方法で防犯対策を完璧にしましょう!
油断すると命を失う危険もありますよ!
コメント