【衝撃】僕はニートではなく「ひきこもり」だった…ので、ひきこもりのことを全力で肯定してみました

昨日のニュースで中高年(40~64歳)の”ひきこもり”が推計で61万人いることが報道されました。

 

ひきこもりの定義として

  • 自室や家からほとんど出ない状態
  • 趣味の用事や近所のコンビニ以外に外出しない状態が6カ月以上続く場合

に加えて専業主婦・主夫も家族以外との接触が少ない人はひきこもりに含めるそうなのでけっこう人数が多く見えます。

 

僕はニートを自称していますが、よく考えたら外出しないし家族以外の人との接触もない、一日中家にひきこもっているということから僕も定義的にはニートではなくひきこもりですね。知らなかった。

ひきこもりのきっかけは仕事絡みが多い?

冒頭のニュース記事にあった内閣府の調査によると、「ひきこもりになったキッカケ」は

  1. 退職
  2. 人間関係
  3. 病気
  4. 職場に馴染めなかった
  5. 就職活動がうまくいかなかった

が上位を占めており、簡単に言えば「仕事が原因でひきこもりになった」とも受け取れます。

 

1位の「退職」は仕事から解放されたものの職場の外に自分の居場所が無く、ひたすら家に引きこもるしかなかったとも解釈でき、仕事をしなければ居場所が作れた可能性があります。

2位の人間関係も職場での人間関係に悩む方が多いです。また、仕事のやりすぎで心身が病気になったりもします。

「職場に馴染めない」や「就活がうまくいかなかった」なども、そもそも仕事をやろうと思わなければひきこもりに発展しなかったかもしれません。

 

じゃあ仕事をしなければいいのか?というと、仕事をしないとやることがないので一日中家にひきこもることになりますし生計を立てられないので生きていくことができません。結局仕事をしてもしなくても同じ結果か…。

 

とはいえ、「ひきこもりの原因」という点だけを考えると、仕事が悪い方に作用しているのは間違いありません。仕事をしなくても生きていける…そんな世界であればひきこもることは無かったのではないでしょうか

仕事が原因で不幸になる人を減らすためには、ベーシックインカムのような仕組みが必要なのかな~と思いました。

 

仕事はやりすぎたり人間関係がうまくいかなかったりすると負の側面(デメリット)が目立つようになりますが、メリットもたくさんあります。

たとえばお金がもらえる以外にも自己実現したり充実感を得たり、良い友人や将来の恋人と出会えたり、趣味など自分の世界を広げるキッカケが作れたりもします。

基本的にはこういったメリットが注目されがちなのですが、もう少しデメリットにも注目し、仕事が原因で病気になったりひきこもりになったりした人にも目を向け、彼らが健康になったりもう一度仕事をやりたいと思えるように支援する必要があるように感じました。

そもそも働くのが苦手、人間関係を築くのが苦手な人が一定数いる

話は変わりますが、世の中にはいろんなタイプの人がいます。

  • 歌を歌うのが好きな人
  • 絵を描くのが好きな人
  • 話すのが好きな人
  • 体を動かすのが好きな人
  • 他人と競い合うのが好きな人・・・

あるいは、

  • 手先が器用な人
  • 楽器を演奏するのが上手な人
  • お金を稼ぐのが上手な人
  • 文章で感情を伝えるのが上手な人
  • 異性に好かれるのが上手な人

などなど。

 

そして同じように、

  • 仕事をするのが苦手な人
  • 人間関係を築くのが苦手な人

もいます。

泳げない人や手先が不器用な人がいるのと同じように、既存の会社の仕組みに馴染めない人が一定数いることをもっと多くの人に知ってほしいです。

お正月に親戚一同が集まれば、1人か2人は壊滅的なまでに社会に馴染めない人がいる、そういうもんです。

もしもひきこもりがゼロになったら?

実は僕、個人的には「ひきこもりはもっとたくさんいても良い」と思っています。

だって引きこもりの人が働くようになったり社会に出るようになったりしたら、今働けている人たちの仕事がなくなる(奪われる)可能性がありますからね。

ひきこもれる人は出来るだけ長くひきこもった方がいいです。もうこれ以上はひきこもれない!という切羽詰まった状態になるまでは引きこもってていいです。ニートも同じ。

 

そしてひきこもりやニートの人は、自分が社会に出ないことをもっと誇りに思っていいです。

俺はそういうことに幸せを感じるんだ AA

俺はそういうことに幸せを感じるんだ

「自分が社会に出ないおかげで誰かが幸せになっている」

「自分が働かないことで誰かが職に就けている」

・・・はずなので、もっと堂々としてください。

 

まとまりがなくなってしまいましたが結局何が言いたいかというと

ひきこもりは善!

ニートは善!

ってこと。

 

「ひきこもりが〇万人!」「ニートが過去最高の〇万人突破!」みたいなニュースを見るとまるでひきこもりやニートでいることが悪いことのように勘違いしてしまいます。

しかしひきこもりもニートも決して悪いことではありませんので、引きこもりの方やその家族の方は、もっとひきこもりのことを肯定してあげていいと感じました。

 

日本には最後の手段として生活保護のような制度もありますし、法律に違反しているわけでもありません。プライドを持ってひきこもり・ニートを続けましょう!

 

関連記事:働かないニートは罪なのか?日本国憲法と軽犯罪法違反、ニート罪の事例から

コメント

  1. uchan79 より:

    まったくもって同感です!
    自分も引きこもりですけど、100人が100人有職者で家庭を持っているという社会もそれはそれで奇妙ですよ
    まあ引きこもりだとこういう言説も説得力がなくなるのが玉にキズですが…

    • @tere_note23@ より:

      コメントありがとうございます。

      コメントにありました「自分が引きこもりだと何か意見を述べても説得力がない」についてですが、
      残念ながら正しい感覚です。
      僕も働いていないので、労働に関して意見を言ったところで説得力がありません。

      やはり当事者にならないとわからないこともあるので、
      労働に関して発言するためには自分がまず率先して労働者になり、
      彼らの立場や感覚を理解したしたうえでの発言が求められます。

      そうしないと全てが”机上の空論”になりますし、
      代々政治家一族の家系みたいに、国民の現状を知らないまま
      政治家になってしまうパターンや、
      教師(公務員)のように社会経験の少ない方が
      子どもたちに”常識”を教えてしまうなどデメリットが目立つことになります。

      「現状を理解するために実際にやってみる」のは意見を述べる前提条件として必須です。
      意見を言ってはダメということではないし当事者じゃない人の意見の方が
      ときには役立つこともあるのですが、説得力という1点においては
      やはり不利になりますね。

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