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意識低い系の僕が「人事評価で上位5%に入った人たちの働き方」に反論する

意識高い系のキュレーションサイトを見ていたら、こんな記事を見つけました。

↓  ↓  ↓

人事評価で「上位5%」に入った人たちの働き方「驚きの共通点」

 

これは働き方の参考になりそうだな~と思ったので反射的にツイッターでつぶやいてしまったのですが、ひと呼吸おいてもう一度記事を読んでみると、いろいろツッコミを入れられる箇所もありそうだな…と気付きました。

 

今回はニート歴5年、意識低い系代表の僕が、人事評価で「上位5%」に入った人たちの働き方にイチャモンを付けてみた内容です。

働き方に悩んでいる方、仕事の効率を上げたいと考えている方、逆に、仕事の効率を上げることに対抗心や疑問を感じている方には参考になると思います。

人事評価で「上位5%」に入った人たちの働き方

意識高い系の記事によれば、人事評価で「上位5%」に入った人たちの働き方には5つの共通点があるそうです。

 

 この5つの共通点に対して、意識低い系の立場から反論してみます。

 

1、素早く対応する

「言われたこと、支持されたことを即座に実行する」

こういう人のことを「打てば響く、太鼓のような人」と社会では称賛される傾向があります。

僕が働いていた会社でも同じでした。

 

対応する速度(レスポンス)が速いと仕事がサクサク進むし待たされなくて済むのでそれだけでストレスが減り、一緒に働いているひとからすると非常に気分がいいです。

当然、上司からの評価も上がります。

 

しかし僕はこれに意義を唱えたい。

レスポンスが速いだけでは意味がないと。

 

素早く対応すること、レスポンスを速くすることだけでは不十分で、仕事にはさらに”正確さ”が求められます。

素早く、正確に仕事ができて、はじめてレスポンスの速さが評価されるんです。

速くても不正確でいい加減な仕事をされたら意味がありません。

逆に迷惑な存在になります。

 

仕事の正確さや丁寧さを前提条件として、さらにレスポンスの速さが加わらなければ意味がないよね?と意識高い系の諸君には反論しておきたいです。

 

2、無駄がない(無駄を省いても失礼だと思われない普段のコミュニケーション)

記事では無駄の無さについても触れていました。

一例としてメールの文面の長さは短く!と書かれています。

 

根拠となるデータは不明ですが、記事によれば105文字以上のメールは精読率が下がり、読み飛ばされることが増えるそうです。

人事評価で「上位5%」に入る人たちはそれを知ってか知らずか、105文字以内に収まるような「短くて」「簡潔な」メールを送り、季節の挨拶などの無駄を省く傾向にあるとか。

 

たしかに長い挨拶文は無駄で読む気を無くしますが、これを鵜呑みにして新人社会人が先輩や上司、取引先に素っ気ないメールを送ったりすると、間違いなく失敗します。

自分は短くて簡潔なメールの方が良いと思っていても、相手側も同じように考えているとは限らないからです。

 

無駄を省いても問題ないのは、メールに挨拶文がなくても気にされないくらい、普段から密接にコミュニケーションを取っていたり、無駄を省くことで「さすが!」言われるくらい普段から実績を作っている人だけです。

コミュニケーションが全く取れておらず、また実績も持っていない人が同じことをやっても社会では受け入れてもらえません。最初の実績を作るチャンスすら奪われてしまいます。

 

無駄なルールはさっさとなくした方がいいとは思います(特に不文律のルール)が、最初の実績を作るまでは我慢して無駄なルールでも続けた方がうまくいく可能性が高いです。

 

3、行動しながら考える

「とりあえずやってみてから考える」

「とりあえず実践してみて、細かいことは行動しながら考える」

というのは僕も好きです。

計画を練るだけでいつまでたっても実行に移さず、やっと行動に移せた頃にはすでに時代遅れになっていて全く役に立たなかったり、すでに問題が解決していて計画が無駄になる・・・なんてこともあるからです。

そもそも行動してみなければ何のデータも得られないので、何をどう進めればいいのかもわかりません。

 

人事評価の高い人は行動主義で、考えて計画を練ることよりも行動することを重視しているそうです。

 

しかしこれに反論したい。

行動主義が評価されるのは時と場合によるはずだと

 

とりあえず行動し始めるよりも、じっくり考えてから行動した方が良い場合も時々あります。

「行動!行動!」と念仏のように唱え、とりあえず自分の考えた方法で、思い付きで行動してしまったせいで大失敗を犯してしまったり、少し考えてから行動していれば防げたはずの簡単なミスをしてしまうこともよくあります。

 

たとえば好きな人をデートに誘う場合、とりあえず誘ってみるのもいいですが、事前に相手の好きなものや興味を持っていることをその人の友達などにリサーチしたり、雑誌で人気のお店やデートスポットをリサーチしたりしてから誘った方が成功率は高いはずです。

また、デートにこぎつけた場合でも、「考えながら行動する」ために待ち合わせ場所だけ決めてノープランでデートを進めるよりも、「事前にじっくり考えたデートプランで」進めた方が相手からの印象も良くなるはず。

これ、デートで例を出しましたけど、「営業」とか「プレゼン」でも同じですからね。

 

僕も「考えすぎていつまでも行動できない」のはよくないとは思います。

ですがときには、行動しながら考えるよりもじっくり考えてから行動した方がうまくいくこともあります。

 

「行動しながら考える」がうまくいくのは、頭の回転が速い人だけです。

普通の脳ミソの人が鵜呑みにすると余計なミスを連発して、サラリーマンであれば上司からの評価が下がります。

 

4、相手を待たせない(即決即断)

人事評価の高い人は、

  • 「今いいですか?」:相手を待たせないために、また、相手の都合の良いときに時間をとってもらえるようにするため
  • 「それはできません」:できないことをできるように期待させておきながら、結局できなくて周りの人たちに手伝わせてしまう(時間を奪う)ことがないようにするため

の2つの言葉をよく使うそうです。

でもこれ、安易に真似をすると評価を下げます。

 

たとえば、「今いいですか?」は相手の時間を気遣っているように見せかけて、実は自分の都合の良いタイミングで声をかけているだけです。

声をかけても良いタイミング・悪いタイミングはあるので、相手が時間を作ってくれそうな時を見計らって声をかけないとウザがられます

 

また、「それはできません」が通用するのは、実績や信頼がある社員だけです。

新人や実績のない人が言っても、「こいつ使えねーな」「なんでやる前から出来ないってわかるんだよ」と思われてしまいます。

 

信頼や実績がない状態で使うと「ただのわがままな人」「能力のない人」だと思われるだけだと肝に銘じておきましょう。

 

5、自分の行動を定期的に振り返る

 これは人事評価に関係なく、また、意識が高かろうが低かろうが関係なく必要なことですね。反論の余地はなし!

 

 定期的に自分の行動を振り返らないと、なにかを失敗したときに同じ失敗を繰り返すことになりますし、うまくいった場合でも「なぜうまくいったのか?」がわからないので再現性がありません。

サラリーマン生活をより良くしていったり人生をより良くしていくためには、定期的な振り返りが必要です。

 

反論をするときに用いた3つの観点

人事評価で「上位5%」に入った人たちの働き方に反論してみました。

いろいろイチャモンを付けてみましたが、主に以下の観点で書いてみたつもりです。

1、人事評価の高い人はすでに信頼や実績がたくさんあるからこういう働き方ができる

こういう働き方をしていた結果、信頼や実績を積み上げることができて人事評価も高くなったのだとは言えない。

 

2、人事評価の高い人には頭の回転が速いなどの素質があったからこそ、こういう働き方ができる

凡人が真似しても同様の成果は得られず、再現性が低いのでは?

 

3、人事評価が高くなる仕事をしていた結果、やむをえずこのような働き方になってしまった

誰もができる仕事や人事評価に結びつかないような仕事で同様の働き方をしても、人事評価は高くならない。

 

因果関係は不明

卵が先か?鶏が先か?ではありませんが、人事評価で上位5%に入った人たちの働き方を真似したからといって、自分の評価が高まるとは限りません。因果関係は不明です。

 結局は個人の素質によるのでは?と感じました。

 

それでも「人事評価の高い人たちはレスポンスが速かったり行動しながら考えたりしている」と言われると妙に納得できる部分もあります。

この絶妙な納得感があるからこそ、自己啓発本は売れるんでしょうね。

意識低い系の僕には関係ない話ですが。

 

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www.matome-pro.com