とあるメールマガジンで知ったのですが、ネットショップ大手のAmazonが暗号資産払いに対応しました。
正確にはAmazonが直接暗号資産での支払いに対応したわけではなく第三者のシステムを仲介しただけなのですが、Amazonで買い物をする際、ビットコインなどの暗号資産で支払えるようです。グーグルクロームの拡張機能をインストールすることで暗号資産払いができます。
現在はアメリカでしか使えないようですが、この手の決済手段は将来日本でも使えるようになりそうです。
暗号資産の種類、対応サイト
使える暗号資産の種類は
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- ライトコイン
- イーサリアム
の4種がいまのところ対応しており、ネムやリップルは使えません。
またAmazon以外にも、ebayやドミノピザでも暗号資産払いできるようですが、基本的には海外のシステムなため日本でも問題なく使えるかというと疑問があります。
拡張機能は安全性に疑問があるため様子見
僕は現在暗号資産を持っていないのですが、もしもビットコインを大量に持っていたとしてもしばらくは様子見するつもりです。クロームの拡張機能にはスパム的なものやウイルスを仕込んだものもあると聞きますので、もう少し詳しい情報が出るまでは使わない方が良さそうです。
ですがもしも米国居住者で「暗号資産を大量に持っていて使い道に困っている」という贅沢な方がおられましたら、使い心地を試してみてください。そして使った感想をブログに書いたりSNSに投稿していただけると助かります。
ダウンロードページを見るとレビューが掲載されているのですが、金で雇ってレビューを書いてもらっている可能性もあるので内容はあまり信用できません。
Moon: Shop on Amazon with Bitcoin and Cryptoの使い方
Moon: Shop on Amazon with Bitcoin and Cryptoの基本的な使い方です。
ウェブブラウザをグーグルクロームにしたうえで、ダウンロードページにアクセスします。
「Add to chrome」から拡張機能を追加してください。
拡張機能を追加するとこんな↓画面になるのですが、そもそもこのMOONというサイトのアカウントが無いので利用できません。
怖いもの見たさに続きを調べてみたのですが、どうやらコインベースという暗号資産取引所のアカウントが必要なことがわかりました。
コインベースに日本円を入金し予めビットコインなどの暗号資産を買っておくことで、拡張機能「Shop on Amazon with Bitcoin and Crypto」が使えるわけです。他の取引所に暗号資産を持っている方は、コインベースに送金する必要があります。
コインベースと連携すると、Amazonの商品画面が変化します。値札が現在のビットコインのレートでいくら、ライトコインではいくら…といった具合に暗号資産の価格で表示されるみたいです。
暗号資産を持ってない方には無用の長物
お気づきの方もいると思いますが、今回ご紹介した拡張機能はまだ暗号資産を持っていない方には無用の長物です。わざわざ日本円を暗号資産に交換しなくても、普通にAmazonで買い物できますからね。大量の暗号資産を持て余している方だけは使う価値があります。
利用対象者があまりにも限定されているので、実際に使う方はそれほど多くなさそうですね。
コメント