【家無し生活は最強】台風災害で分かったけど住宅(マイホーム)を所有するのはリスクでしかない

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2019年10月、日本列島がすっぽり飲み込まれるほど巨大な台風(19号)が日本を襲いました。

台風19号が到来する1カ月ほど前には台風15号が猛威を振るっており、千葉県などでは甚大な被害が出ていたのですが19号はそれ以上の勢力であり、事前準備をしていたにも関わらず直撃した地域ではまたしても甚大な被害が出ています。

各地で道路が冠水したり川の堤防が決壊したりしたほか、床上浸水する住宅が出たり泥水に飲み込まれて孤立する建物が出たりして台風の爪痕を残しています。

住宅を所有するのはリスクでしかない

各地の被害状況をニュースで見る度、「人間は大自然に勝つことはできない」と無力さを感じると共に、住宅を所有するのはリスクでしかないのではないか?という思いに駆られました。

中古にしろ新築にしろ、家を買う際には大金が必要となります。地域にもよりますが、中古でも数百万円、新築なら土地付きで数千万円はします。

それだけの大金を支払ったとしても、自然災害の多い日本ではせっかく買った住宅が水浸しになったり、屋根が吹き飛ばされたり、付近にある鉄柱が倒れてきて押しつぶされたりするわけです。

もちろん全ての住宅がそういった被害を受けるわけではありません。しかし日本に住んでいる以上、自然災害に巻き込まれていつなんどき家を失うかわからず、無傷でいられる可能性よりもなんらかの被害を受ける可能性の方が高いのではないでしょうか?

ある日突然住処を奪われたとしても、牙をむいてきたのが”実在する誰か”ではなく大自然が相手となればその怒りをぶつけることもできず、ただただ無力感にさいなまれ悔しい思いをするだけとなります。

こういった日本の環境を考えると、自分で住宅を買って所有することにはメリットはなく、お金を失うリスクしかありません。

大金を払って、あるいは何十年も続くローン(借金)を申し込んでまで手に入れる価値など微塵もなく、賃貸を借りたりシェアハウスに住んだり、ホテル暮らしをしたりした方が賢い選択だと感じてしまいます。

日本では”自宅を持たない生活”が最適解

”自分の家”があることで安心感を得たり余計なストレスを減らせたりする場合もありますが、災害の多い日本においては”自宅を持たない生活”こそ最適解であり、大金を払って住居を手に入れるのはマイナス面が目立つばかりでプラスになることは少ないです。

地震はいまだに予測するのが難しいですが大雨・台風などは事前に危険地域が正確に予測できます。その気になれば予め危険な地域を避けて、安全な場所に避難することは可能です。

大金をはたいて”自宅”を手に入れてしまうと自分が住んでいる地域が災害のド真ん中にあると分かっているにもかかわらず避難を躊躇してしまいがちですが、”自宅を持たない生活”をしていれば危ない場所からは未練なく立ち去ることができます。

マイホームなどという幻想に踊らされた挙句に自然災害の際には簡単に家がボロボロになり、さらには命まで危険にさらしてしまうのはバカバカしい話です。自然災害が多発する日本における最適解は間違いなく、”自宅(マイホーム)を持たない生活”といえるでしょう。

人類は長いあいだ土地に縛られる生活を送ってきましたが、それは農業を主体とする経済活動を行ってきたからです。しかし現在では土地に縛られなくても経済活動を行うことができる時代になりました。つまり住む場所を自由に変え、いつでも好きな場所へ移動しながら経済活動ができるということです。

こういう時代においては、災害リスクの高い地域に大金を払って住むのではなく、いつでも手放せる・手放しても惜しくないような家に住むのが正解です。

農業・漁業・林業など一次産業にたずさわっている方には難しいかもしれませんが、それ以外の方は可能な限りマイホームではなく借り家に住み、災害リスクが高まった際には安全な場所へと住処を転々としながら生活していくのがよさそうですね。

今回の台風19号の被害ニュースを見て、「日本に住むなら借り家に住むべし!」という思いを強くしました。

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