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すべての意見はポジショントークである

ポジショントーク

 

ポジショントークって知ってますか?

ポジショントークとは、自分の立場、立ち位置に由来して発言を行うことである。 転じて、自分の立場を利用して自分に有利な状況になるように行う発言のことも指すようになった。

ウィキペディア

 

人はなにか意見を言う時、自分の経験に基づいた意見しか述べることができません。

経験に基づかないことを主張しても説得力がないし、「それって想像で言ってるだけでしょ?」と思われてしまうからです。

 

また、経験に基づいたことを言う場合でも、いつも自分に都合の良いように意見を言ったり、自分がしてきたことを正当化するための意見しか口にしません。

そうしないと言動が一致せず、「本当はこうやった方がいいのに、なんで自分はこんなことをしているんだろう?」という矛盾した気持ちになってしまい精神的によくないからです。一種の防衛本能みたいなものですね。

 

ほかにも、立場上言わなければならないことを言う場合も、ポジショントークと呼ばれたりします。

 

ポジショントークの実例

ポジショントークの実例をいくつかご紹介します。 

ブロガーのポジショントーク

 

これはブロガーによる「ブログで稼ぎたければブログだけに集中しろ!」という意見。

一理あるようにも感じられますが、自分がブログをやっているから「こう言わざるを得ない」というポジショントークにすぎません。

 

また、この方のプロフィールを知っている人からすれば、「大学なんて辞めてフルコミットしろっ」と言うのも疑問。

本人は大学を卒業していますし、ブログを開始した当初はあくまでも”副業”としてスタートしていたので説得力が皆無…。

 

ポジショントークだと見抜けない人は地獄を見ることになるかもしれません。警告している人もいます。

 

服屋の社長によるポジショントーク

 

これもポジショントークにすぎません。

人々がお金を使ってくれることで自分が儲かる!という立場の人の意見だからです。

 

逆にミニマリスト(なるべくシンプルで質素な生活を推進する人たち)は「ミニマリスト最高!お金を使えば豊かになれるわけじゃないし、モノを持ってれば豊かだと思ってるのってダサいよね!」という意見を主張します。

 

服屋の社長もミニマリストも、どちらもポジショントークを主張しているだけということです。

 

他のポジショントークの例

ポジショントークの例を他にもいくつか考えてみます。

たとえば留学について学校の先生に意見を求めると、正反対の意見が聞けるかも。

 

留学経験のある先生:「留学はいいぞ!外国語の勉強になるだけでなく、その土地の文化も肌で感じることができるし、友達もできる。外国の友人ができるのは貴重な資産になる。」

 

留学経験のない先生:「留学なんて時間とお金の無駄!本気で学べば日本にいてもネイティブと同レベルの会話力が磨けるし、新大久保に行けば訪日外国人なんてゴロゴロいる。彼らと友達になればタダで現地の言葉と文化が学べる。」

 

ある自動車会社の株を持っている投資家のポジショントークだと、

 

自動車株を持っている人の場合:「自動車産業はまだまだ伸びる!発展途上国では自動車の需要が増大しているし、今後20年は業績が伸び続けるはずだ。」

 

自動車株を持たない人の場合:「自動車は斜陽産業の代表例。日本だけでなく海外でも需要が先細っていくはず。これからはシェアライドや公共交通の時代で、発展途上国でも自家用車は売れず、自動車会社は一部の大企業を除いて倒産すると予想される。」

 

と、まったく正反対の意見になります。

 

ポジショントークと見抜いたうえで情報を精査する

以上のように、世の中はポジショントークで溢れています

 

情報とは常になんらかの色眼鏡を通して発信されるものであり、また、なんらかの色眼鏡を通して受け取られるものです。 

誰かの意見を参考にする際には、「この人はどういう立場(ポジション)の人なのか?」を知ったうえで参考にしないと、間違った情報にもコロッと騙されてしまいます。

「すべての意見はポジショントークである」ことを肝に銘じ、ポジショントークだと見抜いたうえで情報を精査しなければなりません。

 

もちろんここまで書いてきた僕の意見もすべてポジショントークです。

さて、僕はどういうポジションで書いているのでしょうか?