クイズ番組に出場したので内容を暴露する

プライベート

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昨晩、とあるクイズ番組に出場してきたので、一部、内容をお伝えします。

探す×知っている×食べる×覚える「クイズ競争」

僕が出演したクイズの内容は、以下のようなものでした。

  1. まず、回答席に着くと、小さく小分けされたお盆が出され、その上には16個種類くらいの食品が盛り付けられています
  2. 司会者が食品名を2つだけ読み上げます
  3. 回答者は司会者が読み上げた食品名を復唱してから早食いする

というものです。

たとえば

  1. ホイコーロウ
  2. ジャージャー面
  3. チンジャオロース
  4. キムチ
  5. ホウレンソウ
  6. チョコパイ
  7. 麦飯
  8. 羊羹
  9. 湯葉
  10. スクランブルエッグ
  11. 目玉焼き
  12. フライドチキン
  13. 牛タン塩
  14. 牛カルビ
  15. 焼き鮭
  16. 鮭のムニエル

が小分けに盛り付けられたお盆がお盆が目のまえに出され、司会者が「牛タン塩!チンジャオロース!」と読み上げたとします。

回答者は「牛タン塩!」と叫んでから牛タン塩を食べ、続いて「チンジャオロース!」と叫んでからチンジャオロースを食べきります。

クイズ番組と言いつつも、司会者が読み上げた食品をいかに早く食べることができるか?を競い合う内容でもありました。

ちなみに読み上げられた食品とは別の食品を食べてしまったり、読み上げられた順番を間違えて食べてしまったりするとアウトになります。

正解すると10人の参加者のうち上位3名だけにポイントが与えられ、お盆と食品の種類を変えながら何回か同様のクイズ競走をおこなった後、得点数の多い人が次のステージに行けます。

このクイズのポイントは

  1. 16種類の食品の中から、目的の食品を探し出すリサーチ力と判断力
  2. そもそもその食品が何なのか?を知っていなければならない(知識力)
  3. 早食い力(反応速度)
  4. 記憶力(1個目を食べているうちに2個目がなんだったか忘れてしまう)

の4つが求められる高度な問題だということです。

記憶力は意外に感じるかもしれませんが、あなどれません。

事実、僕は何度も1個目の食品を食べ終わった後、2個目はなんだったかな・・・?と2個目の食品を忘れてしまい、思い出すのに悩む時間を浪費して他の回答者たちに後れをとることがありました。

また、2個目の食品名だけ間違えてしまい、全然関係ない食品を食べてしまう人も何人かいました。

コツは取捨選択

非常に苦戦しましたが、僕は何度かやるうちにだんだんコツが掴めてきました。

この問題に僕はどのように立ち向かっていたかというと、具体的には、司会者が読み上げる2個目の食品名を覚えようとするのは諦めます

そのかわり、他の回答者たちが食品名を復唱してから食べ始めるので、それを聞いて僕も「マネする」という戦法を取ります。

これなら1番にはなれないけど、2番や3番にはなれそうです。

1個目を食べながら他の回答者たちが復唱する食品名を聞かなければならないので、その点だけ注意が必要です。

1つのことをやりながら(1個目の食品を食べながら)、別のこと(他の回答者の復唱を聞く)という感じで、2つのことを同時にこなす”マルチタスク能力”が要求されました。

このクイズ問題を作成した人からすれば、さっき書いたように

  1. 16種類の食品の中から、目的の食品を探し出すリサーチ力と判断力
  2. そもそもその食品が何なのか?を知っていなければならない(知識力)
  3. 早食い力(反応速度)
  4. 記憶力(1個目を食べているうちに2個目がなんだったか忘れてしまう)

の高い人を次のステージに進めさせたかったのでしょうが、僕は空気が読めない人間なので問題作成者の意図には従わず、個人的に一番苦手だった「記憶力」を使わなくても済むようにしたのです。

クイズの回答に要求される記憶力を捨てて、代わりに他の能力を使うことを選んだわけです。

ハプニングも取捨選択で切り抜ける

こんな感じでクイズ問題を解いていったのですが、

途中であるハプニングがありました。

どんなハプニングかというと、「司会者が読み上げた食品名のうち、2つめの食品がお盆の上に無い」というものです。

僕はどんなに頑張っても絶対に正解(2つめの食品を食べる)ができないことはわかっていたので、1個目を食べている途中でそれ以上食べ進めるのはやめ、半分以上残してゆっくり休憩していました。

他の参加者たちは「お盆の上にもう1個の食品があるはずだ。自分が見逃しているだけだ。」と言わんばかりに、必死にお盆の上を見つめています。

なかには、「間違ってることはわかってるけど、全部食べ切ってしまえば得点になるんじゃないか?」と考え、司会者が読み上げたのとは全然違う食品を口に運ぶ人もいます。

こういう場合、ふつうだったら全員が不正解になるか、もしくは問題の方が間違っていたということで、クイズに参加している全員が正解になることが多いです。

大学入試の出題ミスとかでも、よくあるじゃないですか?

あれと同じ論理です。

僕はこの問題が無効になると思っていたので、途中からこの問題を「捨てる」ことを選び、この問題を頑張り続けるのではなく、むしろその次の問題に備えるために胃袋と脳ミソの休憩時間にあてました。

ここでも僕は「この問題を捨てて、次の問題に全力を尽くす。」という取捨選択をしたわけです。

僕の読みどおりであれば、胃袋と脳ミソを休憩させた分、次の問題からは他の参加者たちよりも少しだけ有利に進めることができます。

僕は内心、ほくそ笑みました。

しかし、僕の計画はもろくも崩れ去ります。

というのも、このあとでとんでもない人物が現れたからです。

理不尽な扱いを受けた理由と、支離滅裂なクイズ番組の真相

結局この問題は正解者なしで終わったのですが、お盆が下げられたときに、なぜか料理長みたいな人が出てきました。

見た目は料理の鉄人に出てくる周富徳さんみたいな感じです。

料理長は下げられたお盆を見て、少し離れたところで司会者に対して小声で何か言っています。

どうやら、お盆に残されている食品の量を見て、怒っているようです。

それも、ついさっきまで僕の目の前に置いてあったお盆に対して。

だんだん料理長の声が大きくなり、離れていても声が聞こえてくるようになりました。

料理長「俺がせっかく作ったのに、なんでこんなに残されているんだ!」

司会者「すみません。出題に手違いがあったみたいで…。」

料理長「この参加者なんてほとんど手を付けてないじゃないか!どうなってるんだ!」

司会者「・・・。」

どう見ても、怒っています。

特に、僕に対して。

結局、この問題は”僕だけ”が不正解になりました。「参加者の全員が、誰一人として正解していないにも関わらず」です。

なぜ僕だけが不正解になったのかというと、料理長に『こいつはけしからん。』と思われたからのようです。

「他の参加者よりもたくさん料理を残していたから」というのも、僕だけが不正解になった理由みたいです。

僕はクイズに正解するために「これ以上食べない。」という最適な選択をとっただけであり、また、クイズ番組の進行的には正しい選択だったにも関わらず、理不尽な扱いを受けてしまいました。

たしかに料理を残すのはよくないことですが、

「いや、でも、これまでの問題で散々残してきたじゃん?なんでいま、このタイミングになって?なんで僕だけ?」

と、釈然としないものを感じました。

・・・。

ハッ!

ここまで進んだところで、僕は夢から覚めました。

そう、これは昨日見た夢の話だったのです。

感情論 V.S. ルール

ここまでの話は夢らしく支離滅裂な話でしたが、意外と起こりそうなことだとは感じませんか?

ルール的には問題ないのに「けしからん。」という理由で不利益を被ったり、あるいは「他の人は頑張っているのになんでお前一人だけ休んでるんだ!」みたいな雰囲気になって怒られたり…。

その場の空気や雰囲気を読まないと、どんなにルールに従って正しい選択をとったとしても、なぜか叩かれることがあります。

また、このような扱いを受けた時にどんなに正論を振りかざして対抗したところで、人間は感情に従う生き物なので、話が通じないこともあります。

僕はこの夢から覚めたとき、まず、「ブラック企業にありがちな話だな。」とボンヤリとした頭で感じました。

「有給の消化」「時間通りの出勤・退勤」なんてその典型例でしょう。

「新卒1年目のくせに有給使ってんじゃねえよ!」

「1時間前出社は社会人の常識!9時出社が規則なら8時前に出社しろ!」

「他の同僚が残ってるのに、なんでお前だけ帰ろうとしてんの?」

こんな感じのです。

あるいは、

「規則的には産休をとれるけど、同僚からの目があるから堂々と産休をとれない。」

「ほんとはいますぐ帰りたいけど、他の社員が残業しているから自分だけ帰りづらい。」

と、まるでルールに従うことの方が悪であるかのような無言の圧力があったり、勝手に周りからの圧力を感じてしまったりします。

ということで、どんなにルールに従って正しい選択をとったとしても、人間は感情を優先する生き物なので、ルール上問題がなくても悪者扱いされることがあります。

また、悪者扱いされた人も、ルール上は問題がないので、悪者扱いされたり叩かれたり不利な扱いを受けたりすることには納得できなかったりするので、いやな感情だけが残ります。

「ルールを守ろうとする人」と「感情を優先しようとする人」、両者が完全に理解しあえることは永遠にやってこないのだろうなあ…と感じました。

まあ、これは全部 夢の話なのであまり深く考える必要はないのかもしれません。

ただ、意外とありがちなことだったので書きました。

あなたの身近にはありませんか??

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