前回のエントリー「サグーワークスで記事作成を発注(外注)したら、代金の半分は中抜きでした(サグーワークスでは稼げない理由)」の続報です。
ブログ記事の執筆を外部の方に代行してもらおうと思い、文章の作成に特化したクラウドソーシングサイト(副業サイト)を利用しました。
サグーワークスというサイトなのですが、まだ半分ほどしか納品されていませんが「これはちょっと・・・」と嘆きたくなるようなものが納品されてきたのでその報告です。
サグーワークスの”強み”が活かされていない
サグーワークスの発注依頼ページを見ると、サグーワクスには”強み”が4つあるそうです。
- SEO(検索エンジン対策)に強い
- 記事制作者(ライター)との面倒なやり取りが不要
- 品質チェック(コピペ対策、誤字・脱字のチェック)体制
- 記事制作に特化したサイトならではの対応力
とのことなのですが、今回僕が発注して納品してもらった記事にはこれらの”強み”が微塵も感じられませんでした。
なかには「何を言っているのか意味が分からないよ」というレベルのものまで納品されていました。これ、本当に目視でチェックしてるの?
誤字脱字が含まれるものもあり、「SEOに強くて、なおかつ発注者の意図する内容の記事を納品する」というサグーワークスの強みは微塵も感じられませんでした。もはや詐欺レベル。
これで1記事2,000円するのか…と考えると、正直「高すぎる」という評価です。
サグーワークスが宣伝している”強み”とやらが全く反映されていないことを考慮すると、「コピペチェックをしています」という部分も怪しくなり、ブログ記事を発注するのにあえてサグーワークスを使う意味はないと感じました。
またサグーワークスには他にも問題点があります。
修正依頼ができない
サグーワークスの問題点の1つ目は、納品された記事の修正依頼を出せないことです。
「こちらが意図した内容と全然違う」「依頼した内容と違う」という場合に、ライターさんに修正を依頼することができません。
他の外注サイトだと「この部分をもっと具体的な表現に書き直してください。」といった具合に一度納品された記事でも修正を依頼することができます。
また、
- 良かったところ
- 悪かったところ
をライターさんに伝えることができるため、ライターさんの方でも成長することができます。
ところがサグーワークスでは納品された記事は修正依頼できませんし、ライターさんに感想や出来栄えを伝えることもできません。書いたら書きっぱなし。
これじゃあサグーワクスだけが得をして、発注者もライターさんも損をするだけだよなあ…と感じました。
問題のあるライターを排除(除外)できない
- 依頼内容を理解していない
- 文字数を増やすために、明らかに無駄な表現を書き加えている
こういった問題のあるライターを排除できないのもサグーワークスの問題点です。
いちおうサグーワークスにも「除外ライターリスト」という項目で「こいつには書かせたくねえ!」という人を排除する機能が備わっているのですが、たったの5人までしか登録できません。
僕のように一気に10記事発注して10人くらいが納品。そのうち8人がクズライターだった場合でも、5人までしか除外できないわけです。
これでは次にまた発注した際には除外リストに登録できなかった残りの3人がまた納品してくる可能性があるわけで、問題があるとわかっているライターなのに排除できません。
明らかに問題がある人でも排除することができず、先払いでお金を支払わなければならいのは不条理に感じます。
除外リストは「表示できるのは5名まで。それ以上の人数も登録はできる」となってはいますが、本当に除外できているのかは怪しいところですし、表示できない分はこちらでメモしておき納品される度にいちいちチェックしなければなりません。
その手間を考えると「実質5名までしか登録できない」と表現しておいて過言ではないはずです。
サグーワークスを使うくらいなら別のサイトの方が…
まとめるとサグーワークスには
- 宣伝されているような”強み”が活かされておらず、SEO的にも品質的にも問題のある記事が納品される
- 納品された記事の修正依頼ができず、ライターにフィードバックできない
- 問題のあるライターを排除できない
といった問題があります。
とくに”強み”とやらは発注ページに大きく書かれている宣伝文句が霞んで見えるほどでしたので、外部の方に文章を書いてもらいたいのであればサグーワークス以外のサイトを試した方がいいのでは?と感じました。
どこの外注サイトも同じようなものかもしれませんが、少なくともサグーワークスの強み(実際は欠点)よりはマシだと思います。
最後に、今回はサグーワークスのことを叩きのめしてきましたが、今回の僕の記事は一番価格の安い「レギュラーライター」に依頼した場合になります。
もう少し経験のある「ゴールドライター」「プラチナライター」の書いた記事についてはわかりませんのでご了承ください。
プラチナライターテストは難しかったので、たぶんプラチナ以上のライターに頼めば高品質な記事が納品されるんだと思います。
でもプラチナライターは文字単価が高いんだよなあ…。
コメント
Twitterでは「記事はどんどん外注化しちゃいましょう!」みたいなアドバイスもよく見るのでこういうリアルな体験記は貴重です。
>>大石りんご (id:oishiiringo)さん
ありがとうございます!身銭を切った甲斐があります。
僕の要求水準が高すぎたのかもしれませんしどのサイトで募集するか?にもよるのかもしれませんが、ちょっとガッカリしたので記事にしました。
宣伝文句は立派なんですけど実態との乖離が激しかったので、僕のように宣伝に釣られるとガッカリすることになりますね。
本業では発注者側ですが、本業の調査と副業を兼ねてサグーワークスにもライター登録しようとしている者です(いきなりプラチナ狙っています)。プラチナライターのテストはまだ確認しただけで執筆はこれからですが、発注者の要件定義を満たし、まともにワークする文章を書こうと思ったら、これはクリアできて当然のテストだと思いました(自分が落ちたらどうしましょう。。。)
いいライターは単価が高い。
悪いライターは単価が低い。
いい品質管理は単価が高い。
ノーチェックは単価が低い。
実にまともな現象だと思います。
いいライターなのに単価が安い、はありえません。発注者側の人間としてうまい方法はないかと思いましたが、ありませんでした。。。
サグーワークスは、安価な部分で集客し、ビジネスモデルのコアな部分はプラチナにあると思います。レギュラーやゴールドは、プラチナライター発掘して高単価案件を受注するための畑というか養成所というかプロ野球の二軍とか育成契約みたいな。
某フェスでサグーワークスの運営から聞きましたが、プラチナライターは全登録ライター20万人のうち500-600人程度だそうですよ。
それにしてもサグーワークスの取り分の大きさのお話は、ちょっと衝撃的でした。。。実質単価いくらのライターがついてくれるのか、参考になる貴重な情報ありがとうございました!
一般のライターに発注して高品質な記事を納品してもらおうというのは、確かに虫が良すぎましたね。
値段に見合った品質の記事が納品されるので「不満があるならもっとお金を払いましょう!」と反省しています。
それにしても、サグーワークスの『中の人』から聞いたという話が興味深い!
「プラチナライターは全登録ライター20万人のうち500-600人程度」とは・・・。
プラチナライターは超エリートなので、きっと値段に見合った記事が納品されるのだろうな…とワクワクしました。
高額なプラチナライターもひどいですよ。
納品された記事を読んで「何がプラチナだ!」と怒り狂っちゃいました。
そもそもライターと呼べるレベルにさえ達していません。
そしてお察しの通りゴールドライターはもっとヤバいです。
誇張抜きで小学生の絵日記レベルです。
なお、レギュラーライターは50音覚えたら誰でもなれます。
サグーワークスのチェックルールが曖昧過ぎる点も糾弾したいですね。
文章の巧拙は、読み手によって解釈が異なるから度外視するらしいです。
いや明らかにお金を取っちゃいけないレベルなんですがね(´;ω;`)
やっぱりサグーワークスは酷いですよね!
実はたまたま私が依頼したライターがダメな人だったのかと思っていたのですが、
私よりも酷い体験をしている方のお話を聞く機会があり、
『自分だけじゃなかったんだ…』と確信しました。
作文、絵日記レベルの文章にお金を払うのは
どう考えてもお金の無駄遣いですので、
サグーワークスにはできるだけ早く事業をたたんでもらいたいものです。
そうしないと騙される方が増えてしまう…。