孫正義が目論む「情報革命」と未来の世界とは?【SoftBank World 2017基調講演から】

情報革命とはなんなのか?

情報革命後の世界ではどんなことが起こるのか?

 

1年くらい前の動画になりますが、「SoftBank World 2017」というソフトバンクが主催しているイベントで会長の孫正義さんがすべてを語っていました。

ソフトバンクの回し者のようなことを書きますが、未来の情報産業に興味があれば一度見てみることをおすすめします。

SoftBank Worldを見てみる

 

情報革命を引き起こす”投資家”になる

孫正義さんがソフトバンクで目指していることですが、情報革命の引き金になりそうな企業に資金援助をすることによって、情報革命を加速させることです。

 

人々の生活をよくしてくれるような素晴らしいアイデアがあったとしても、アイデアを形にするためにはお金が必要になります。

また、不便なことを便利にしてくれる良い商品があったとしても、知名度がなければ一般の方たちが手に取ってくれることはありません。つまり、素晴らしいアイデアや商品があったとしても、普及しないということです。

これではいつまで経っても世の中はよくなりませんし、便利にもなりません。

 

そういう残念な状態を防ぐために、ソフトバンクは資金援助によって

  • 良いアイデアを形にしてもらう
  • 良い商品を普及させる

のを手伝うことを目的にしています。

 

ソフトバンクといえば「携帯電話の会社」というイメージがありますが、実は携帯電話は世の中を便利にする1つの事業に過ぎず、その先の未来を見据えて行動しているんですね。

 

そもそも情報革命とは?

歴史の教科書を開くと、1700年代後半~1900年代前半にかけて「産業革命」と呼ばれる革命が起こったことが書かれています。

産業革命では蒸気機関の発明がポイントになっており、蒸気機関を使った工業製品の製造と製品の普及により人々の生活が便利で豊かになっていきました。

 

産業革命を簡単に表現すると、人間の筋肉の拡張・延長と言い換えることができます。

蒸気機関の力によって重いものを動かしたり何時間もかかっていた肉体労働を短時間で終わらせたり…、人間が筋肉を使って行っていた活動を激変させました。

 

情報革命は筋肉ではなく、人間の頭脳を拡張・延長させる革命になります。

産業革命では蒸気機関が引き金となりましたが、情報革命ではコンピューターの発明と普及が引き金です。

 

コンピューターやインターネットを使った技術の進歩が人々の生活をより良くし、豊かにしてくれます。

産業革命の時代にはもの凄い変化があり刺激的な時代となりましたが、現在は情報革命により当時と同じくらい刺激的で劇的な変化が起こる時代です。

 

革命の裏には投資家がいる

ソフトバンクビジョンファンド

ところで、産業革命により劇的な変化が起こった背景には、投資家の存在があったことをご存知でしょうか?

新しい技術を開発したり普及させたりするには、お金がかかります。そのお金を貸してくれたり、お金を無償でくれたりする存在がいたということです。

 

産業革命の時代では、当時の王様や貴族といったごく一部の富裕層の人たちが、資金援助をしていました。

ソフトバンクは産業革命時代の王様や貴族たちと同じように、情報革命を資金援助する存在になりたいようです。

実際ソフトバンクはソフトバンクビジョンファンド(SVF)という917億米ドル(10兆円規模)の投資組織を作っており、サウジアラビア王国の王族の方も関与しています。

SVFのビジネスモデルや投資先企業はこちらの資料をご覧ください。

 

 

投資家として情報革命を加速させる準備は整いました。

 

情報革命で何が起こるか?

これまでの情報革命では、インターネットの誕生と普及により、

  • 新聞がインターネットのニュースサイトに置き換わる
  • ラジオがインターネット放送に置き換わる

…のように、古い産業が情報産業に置き換わるだけでした。

しかし未来では、情報革命によってありとあらゆる産業が再定義されるようになります。

 

たとえば、事故の起こらない自動車に乗れるようになったり、人間の平均寿命が100歳、200歳を越えるようになる等です。

これまでの自動車の概念の延長線に未来の自動車は存在せず、また、これまでの寿命の概念の延長線上には、未来の人間の姿は存在しないわけです。

 

そういった再定義されるものの1つに”ロボット”が挙げられます。

未来のロボットは人工知能(AI)が組み込まれて従来のロボットとは決定的に違うので、スマートロボットと呼びます。

 

従来のロボットは単なる組み立てロボットだったり、知恵のない、人間よりも賢くないロボットでした。

しかしAIが組み込まれたスマートロボットは自ら学習し、自ら行動し、自ら目の前の問題を解決できるようになり、しかも人間の心まで理解できるようになるそうです。

 

現在では「ロボットのような…」と表現するときは、「単純労働しかできない」「決められたことしかできない」というバカにした意味で使いますが、スマートロボットは人間よりも賢い存在になるので、もはやバカにはできません。 

 

いまは工場内など限られた場所にとどまった状態で存在しているロボットも、いずれは動きながら、空を飛びながら、泳ぎながら、世界中のありとあらゆるものと通信しながら…、人類を越えた存在になるでしょう。

 

まとめ

ソフトバンク(孫正義)がやろうとしていることのまとめです。

  • ソフトバンクは投資家の立場から情報革命を促進しようとしている
  • 情報革命のために10兆円規模の投資ファンドを立ち上げた
  • 情報革命とは、人間の頭脳を拡張する試みである
  • 情報革命が起こるとあらゆる産業が再定義され、人類を越える知性を持つロボットが誕生したり、人間の寿命がなくなったりする

 

ソフトバンクの目論みや投資先の企業、将来普及するであろう未来ガジェットや未来のテクノロジーについては、SoftBank World で動画解説されています。

壮大過ぎて”頭がおかしいレベル”に見えるかもしれませんが、面白いので未来ガジェットに興味があれば一度見てみることをおすすめします。10年後、20年後の未来の世界を先取りするのは楽しいですよ!

SoftBank Worldを見てみる

 

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