先週はダラダラとアニメ「ゆるキャン△」を見ていました。そして「キャンプっていいな~」と夢想し、Amazonでキャンプ用品を見たりしてたらいつの間にか一週間が終わってました。
アニメ「ゆるキャン△」とは
ゆるキャン△は女子高生が富士の裾野やら湖畔やらでキャンプをしてキャッキャウフフする作品です。漫画が原作ですが2018年にはアニメが放映されており、全12話がAmazonプライムビデオで見放題(2019年4月時点)になっています。
ゆるキャン△では山岳部とかにありがちなガチガチのキャンプ系ではなく、週末だけキャンプをするサークル的な感じの「ゆる~いキャンプ」を描いているのが特徴。しかも登場人物の1人が一匹狼タイプなため、一人でキャンプをするソロキャンプ(ソロキャン)のシーンが豊富です。
キャンプって仲の良い人たちが集まってワイワイする”リア充のたしなみ”というイメージだったのですが、ゆるキャン△のおかげでソロキャンが認知され、友達ゼロの僕みたいな一人ボッチ君でも大自然の中でキャンプができることがわかりました。ソロキャンプを描いているのは「2次元コンテンツを消費するメインプレイヤーたる『ボッチ君』にウケるから」という気がしないでもないのですが、ゆるキャン△のおかげで部屋を飛び出すニートやオタク、引きこもりの人は多そうです。
アニメのおかげで外の世界に興味を持ち、大自然に飛び込んで野性に目覚めるのは良いことだと思います。家の中に引きこもってばかりいると自分でも気づかないうちに体が弱ってしまいますし、社会的にも孤立してしまいますからね。特に引きこもったりニートになったりしてから1年以上たつと脱出は困難です。
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とにかく地味!だが、それがいい。
ゆるキャン△ではソロキャンプの様子として
- バイトで資金を貯める
- キャンプ用品を買う
- キャンプ場を調べる
- 実際にキャンプに行く
- キャンプ場で火をおこし、ご飯を作り、食べて、寝る
という地味な過程についても描いています。
はっ??JKが主人公ならJKを映せよ!と思うかもしれませんが、これが意外と楽しいんですよ!
もちろん冴えないおっさんがやってるのを見ても楽しくないはずなので『JK補正』がかかってるのは確実なんですが、「こうやれば一人でもキャンプが楽しめるんだ」というのがわかるのはキャンプファンを増やすうえで重要だと思います。
火の起こし方や料理の仕方、使用するアイテム、キャンプ場に着いてからの楽しみ方など…細部までとことんこだわって作品が作られているのでキャンプをやったことが無い方もキャンプ経験者も楽しめる内容でした。
キャンプをする”空想”だけで1週間は余裕
ゆるキャン△を一通り見終わった人のありがちなパターンとして、「実際にキャンプをやってみる」というのがあると思います。そしてキャンプをするための準備としてキャンプ用品を探したりするのですが、キャンプ用品って種類が多いし奥が深いです。
ソロキャンプ用と2~3人用でも必要なものが違いますし、テント1つでも材質や形状などで色々なものがあります。さらに春~秋用と冬用でも違いますし、自分で荷物を担いでいくのか?車などで運搬できるのか?でも違います。キャンプ場でゆっくりくつろぎたいのかアクティブに動き回りたいのかによっても違いますし、つくづく奥が深いな~と感心しました。
僕の場合はどうかというと、タイトルにも書いたようにキャンプ用品を探したりキャンプ場を探したりなんやかんやしていたらいつの間にか一週間が経過していまして、キャンプの恐ろしさを目の当たりにしました。時間泥棒だろ…。
計画ではテントやシュラフ(寝袋)、調理道具一式やらソロキャンプに必要なものを一通り揃えたあと、荷物はリュックサックに詰めて担ぎ、まずは近場のキャンプ場に自転車(ママチャリ)で行く。川の近くか森林がいいな。そもそも僕が住んでいる埼玉は海が無いので海沿いは不可能だけどね。そして土日は人が多いと予想されるため、ニートの特権を活かして平日(火曜日か水曜日)の昼過ぎに出発。
キャンプ場には2時間程で到着し、まずはテントを張ってから夕食の準備を開始♪分厚くてデカいステーキ肉を塩と胡椒で味付けしながらフライパンで焼き、野菜炒めの付け合わせとコーヒーを作る。食材は途中でスーパーに立ち寄って買わなければならないので、キャンプ場を選ぶ段階で食料品店が近所にあるかどうか調べておかなければならない。
・・・な~んてことをシミュレーションしてたら、あっという間に半日くらい時間が過ぎてますよ。
そこからさらに、「一番近くだとこのキャンプ場だな」とか「僕の体力ではこの距離は無理かな」とか「火はガスコンロとバーナーどっちがいいかな?」とかやってたら1日や2日は余裕で消費できます。
さらにさらに、キャンプをやっている人のブログを徘徊したりキャンプ用品のレビューを読んだりしてるだけで1日過ごせますし、「やっぱ自転車で行くのは体力的にキツいな。車で行くか。」となればオートキャンプや車中泊での旅行も視野に入ってきます。
そうなると自動車をどうやって確保するか?いくらかかるのか?車中泊するとしたら車は改造する?とか、「どうせだったら桜前線に合わせて北上しながら旅をしたいな…」とか際限なく欲が湧いて来たりして、旅の計画を練ったり必要なものをリストアップしたりし始めると一週間じゃ足りないくらいです。
で、最終的にどうなるかというと、
よく考えたら俺ってニートじゃん!
お金ないじゃん!
となり、
まずは働け!
という結論に達するのでした。
キャンプはサバイバルみたいなものなのでお金が無くても楽しめます。ですがやはり専用のキャンプ用品があった方が楽しめると思います。できれば今年中になんとか資金をねん出し、実際にキャンプしてみたいなあ…。
キャンプや旅の計画を立てるのは楽しくて時間を忘れてしまいがちですが、あまりにも没頭すると僕のようなことになります。時間だけが過ぎてしまいますので気をつけましょう。それでも、空想のキャンプは楽しかった!!
ゆるキャン△を見るだけでもキャンプ気分や非日常的な気分が少しは味わえますので、時間に追われる生活に嫌気が差したときや無性に大自然に帰りたくなったときには見てみてください。きっとホッコリできますので。
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